舗装路が終わり山の中へ入っていくと、しばらく美しい杉並木の中を歩くことになる。植林された人工林なのだろうが、地面を覆う苔の緑が真っ直ぐと伸びる杉に命を吹き込んでいるかのような幻想的な美しさに包まれている。
杉並木を抜けると、湿地帯に背の低い木々が生えている景色に一変する。背の低い木々の向こうには頂上が顔をのぞかせている。
さらに行くと一面ササの葉で覆われ、松も目立ちはじめる。あんまり他では見たことのない独特なのどかな風景だ。
ササ地帯を抜けると、権現社と書かれた石の鳥居が建っている。この鳥居をくぐると傾斜がきつくなり、土質も滑りやすい土質なので体力を奪われる。頂上までの最後の試練といったところか。
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